この記事は、獣医師による診断や一般的な駆除方法を示すものではありません。市販品の効き方や必要な治療は、猫の状態や家の環境によって異なります。ここでは、わが家で起きたことと、実際に取った行動を時系列で記録します。
結論
猫の身体と、家の中を分けて対策する必要があった
わが家では、市販の猫用スポット剤を使ってもノミが減った実感がなく、最終的に動物病院へ連れて行きました。病院で処方された薬を使うと、猫の身体に付いていたノミは一度の使用で見かけなくなりました。
しかし、家の中にはまだノミが残っていました。毎朝の掃除機、布団やブランケット類の洗濯と乾燥、週1回のスチームクリーナー、ノミとりホイホイによる捕獲を続け、ほぼ見かけなくなるまで約2〜3週間。猫への対処だけで終わりではありませんでした。
病院で処方された薬の商品名や用量は、この記事では紹介しません。猫の年齢、体調、皮膚の状態によって適否が異なるためです。市販品も必ず表示を読み、異常があれば使用を中止して動物病院へ相談してください。
01
猫の身体で見つけ、人の足が刺されて増加に気づいた
最初にノミを見つけたのは、猫の身体でした。その時点ではあまり気にしていませんでしたが、やがて人の足も刺されるようになり、家の中で数が増えていると感じました。確認すると、ノミは2匹ともに付いていました。
先住猫は外へ出たがるため、玄関先で遊ばせることがありました。そこから入った可能性は考えましたが、侵入経路を確認できたわけではありません。完全室内飼いを基本にしていても、玄関まわりを含めて油断できないと感じた出来事でした。
02
最初に、市販の猫用スポット剤を試した
まず購入したのは、アース・ペットの「薬用ショットオン 猫用」です。ノミが多かった先住猫だけに使いました。使用後、皮膚に目立った変化はありませんでした。
ただ、わが家ではノミが減る様子もなく、効果を実感できませんでした。メーカーのQ&Aには、身体へ付いたノミが多い場合や、生活場所に発生源がある場合、効果を感じるまで時間がかかることがあると記載されています。今回も、家の中から別のノミが付いていた可能性は切り分けられません。
数が減らなかったため、市販品だけで続けず、動物病院へ連れて行きました。病院で処方された薬を使ったところ、猫の身体のノミは一度で見かけなくなりました。結果的には、もっと早く受診すればよかったと思っています。
03
空いた時間に、ノミ取りコームで毛をとかした
猫の身体にいるノミを直接捕るため、RICISUNGのペットコームも購入しました。空いた時間を見つけるたびに2匹の毛をとかし、コームにかかったノミを取り除きました。
身体の場所によって差があり、最も多く見つかったのは顔まわりでした。目や鼻にコームを当てないよう注意しながら、少しずつとかしました。
その場にいるノミを捕るには役立ちましたが、猫の身体に残ったノミや、家の中へ落ちた卵・幼虫まで解決できるものではありません。動物病院での対処と室内の掃除を続けながら使った補助的な方法です。
04
ノミとりホイホイを動かして、数の多い場所を探した
家の中のノミには、薬剤を使わず光と粘着シートで成虫を捕獲するアース・ペットの「ノミとりホイホイ」を使いました。
猫が長く過ごす場所から順番に、ベッドの下、書斎、納戸へと移動して設置しました。最も多く捕れたのは納戸です。捕獲器を置くことで、目で探すだけでは分からなかった、ノミが多い場所の見当を付けられました。
メーカーによると、この商品が対象にしているのは、ペットから離れたノミ成虫です。猫の身体に寄生しているノミへ使うものではないため、動物病院での対処と並行して使用しました。
05
ダニ取りシートは、ノミ用だと思って間違えて購入
「ダニ捕りラボ」のダニ取りシートも購入しましたが、これはノミ用ではありません。当時は対象害虫を十分に確認せず、ノミ対策に使えると思って間違えて買いました。
実際に置いても、ダニが捕れたという実感はありませんでした。ただし、目視だけで効果を判断できる商品ではないため、「ダニに効果がなかった」と断定はできません。少なくとも、今回のノミ対策として選ぶ商品ではありませんでした。
06
成虫を見なくなっても、生活環境には卵や幼虫が残る
動物病院で処方された薬を使い、猫の身体からノミが見えなくなった後も、家の中ではしばらくノミを見かけました。成虫だけに目を向けて終わらせず、床や寝具などの生活環境に落ちた卵や幼虫にも対処する必要があると知りました。
宇都宮白沢動物病院の解説でも、動物へ薬を使っても環境中に卵が残れば再び寄生する可能性があり、動物と環境を同時に対策することが大切だとされています。今回、猫の身体と家の中で解消までの時間が違ったこととも重なりました。
ノミの卵は猫の身体から床などへ落ち、環境中で幼虫やサナギへ進みます。そのため、目に見える成虫の捕獲だけでなく、掃除機や寝具の洗濯を繰り返し、次に出てくるノミを減らすことを意識しました。
07
掃除機、洗濯と乾燥機、スチーム掃除を続けた
まず家中を徹底的に掃除し、その後も毎朝、床や家具の周囲へ掃除機をかけました。猫が触れる布団やブランケット類は洗濯し、乾燥機にもかけました。さらに週に1回、スチームクリーナーで床を掃除しました。
米国CDCは、寝具類の洗濯と、床・カーペット・壁際などの掃除機がけを、ノミの生活環を断つための環境対策として挙げています。米国EPAも、毎日の掃除機、寝具の洗濯、カーペットのスチーム清掃を紹介しています。
わが家にカーペットはありませんが、熱を使った対策としてフローリングへスチームクリーナーを使いました。ただし、床材によっては熱や水分で傷む可能性があるため、同じ方法を試す場合は、床材と機器の取扱説明書を確認する必要があります。
すぐにゼロにはなりませんでしたが、掃除を続けるうちに数が減り、2〜3週間ほどでほぼ見かけなくなりました。薬、捕獲器、洗濯、掃除を同時に進めているため、どれがどの程度効いたかは切り分けられません。
現在も再発を避けるため、こまめな掃除を続けています。今回一番の反省は、最初に猫の身体で見つけた時点で軽く考えてしまったことです。ノミを見つけたら、数が増える前に猫と生活環境の両方を確認した方がよいと実感しました。
08
購入した4商品と、わが家での結果
アース・ペット ノミとりホイホイ
- 目的
- 家の中にいるノミ成虫の捕獲と、発生場所の確認
- 結果
- ベッド下、書斎、納戸の順に移動して設置。納戸で最も多く捕れた。
ダニ捕りラボ ダニ取りシート
- 目的
- ノミ用だと思って誤って購入
- 結果
- 対象はダニ。ノミ対策としては使えず、ダニが捕れた実感もなかった。
アース・ペット 薬用ショットオン 猫用
- 目的
- ノミが多かった先住猫へ使用
- 結果
- 皮膚の変化はなかったが、わが家ではノミが減った実感を得られなかった。
RICISUNG ペットコーム ステンレス製
- 目的
- 猫の身体にいるノミ成虫の捕獲
- 結果
- 空いた時間に繰り返し毛をとかし、特に顔まわりから多く捕獲した。
参考
